鬼太郎ストリート(鳥取)

目玉オヤジ
目玉おやじ


 鳥取県境港の「水木しげるロード」にやってきた!
 境港駅前から続くこの通りの両側には、約800mにわたって「鬼太郎」「ねずみ男」など139体の妖怪のブロンズ像が並んでいます。商店街も鬼太郎一色で素晴らしいです。
 もともと1993年7月に23体のブロンズ像でスタートし、徐々に妖怪の数を増やしてきました。
 
 初年度の観光客はわずか2万人強だったのが、翌年には28万人に。そして、'07年に150万人近くになり、2010年にはなんと370万人にものぼっています。人口わずか3万5000人の街に100倍の観光客が訪れるわけで、何とも驚くべき話です。

ねずみ男 ねずみ男
ねずみ男


 日本の商店街は、モータリゼーションとともに徐々に廃れていきました。1973年には大規模店の出店を認めた「大規模小売店舗法」(略称「大店法」)が制定され、さらに1998年には「大店立地法」が制定され、ほとんどの商店街がシャッター通りとなりました。

 こうした状況下、これだけ繁栄している商店街というのは、非常に珍しい成功例と言えるでしょうね。
 この成功には、鬼太郎のキャラの強さはもちろんですが、JRや地元の警察署まで、みんなで協力する姿勢があると思います。なにせ、郵便局は水木ロード郵便局で、空港も米子鬼太郎空港と呼ぶんだから。

 観光業界は、ぜひこの成功例を参考にしてほしいですな。

広告
© 探検コム メール