この大規模なものが、「RITE未来の森」にDAC(Direct Air Capture)というプラントの形で存在しています。こちらは二酸化炭素を吸収しやすいアミンという化合物を使うのですが、ほかに特殊な高分子膜(大きなCO2分子は透過するのには小さなH2分子は透過しない厚さ30ナノメートルの膜)も使用されます。
二酸化炭素を回収するDAC(「未来の森」)
さて、二酸化炭素を大量に集めたところで、実際にはドライアイスなど利用法は非常に限られます。
では、回収した二酸化炭素はどのように処理するのか。答えは「地中深くに埋める」です。これは「二酸化炭素回収貯留技術」と言われるもので、一般的には「CCS」(Carbon dioxide Capture and Storage)と呼ばれます。