外地に作られた凱旋門
朝鮮半島の凱旋門
明治27年7月29日、日本の混成第9旅団は、朝鮮半島の成歓・牙山で清兵を撃破し、8月5日、万里倉に凱旋。万里倉の南・銅雀に凱旋門(緑門)が立てられました。
門の高さは4丈(約12メートル)で、4つの柱で大屋根を支える形です。柱の太さは、両手を広げて3〜4回で一周するほどだったと伝えられています。「凱旋門」の3文字が書かれた額を掲げ、大日本帝国旗と朝鮮王国の巨大な旗を交差させていました。
大島圭介公使や竹内正策兵站監、龍山京城(ソウル)守備隊、そして在留民が迎えるなか、凱旋しました。
上が陸地測量部に所蔵されていた写真、下が『日清戦争絵巻 第4』に描かれたものです。