イビサ島観光
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どんな男でもモテモテ?
世界最高の島・イビサ島へ行く
世界一と言われるイビサの夕日
最近の若い男は「草食系」だとかで、あんまり女の子に興味がないそうですよ。しかしながら、俺はモテたい。モテモテになりたい。
昔、日本ではどんな男でも新島に行けばモテモテという話があり、大人になった俺はさっそく新島に行ったものの、誰からも相手にされなかった苦い記憶があります。
やはり、もてない男に希望はないのか? と思ってはや20年。実はどんな男でもモテる夢のような場所がスペインにあると聞きました。
その地の名前はイビサ島。地中海に浮かぶ小さな島です。バレアレス諸島に属していて、近所のメノルカ島はマヨネーズの発祥地として有名です。温暖で心地よい気候で、世界中のセレブが集まってくるのです。
で、金持ちしか来ないのかというと、実はここはビンボーな若者も非常に多いのですな。どうしてかというと、この島はいわゆるクラブ・ミュージックの聖地で、世界の名だたるDJが集まって夜な夜なイベントを繰り広げているからです。ちなみに世界最大のクラブ「プリヴィレッジ」もこの島にあり、その収容人数はなんと1万5000人! 元植物園だけに巨大すぎる!
しかもこの島はサンセットが世界一美しいとかで、海に沈む夕日を見せればどんな女の子でもイチコロ。夕日と同時に落ちるという(笑)。そして、どんな男でもモテモテになれるのだといいます。
その伝説を裏付けるかのように、この島を舞台にした『イビサ・ボーイズ GO DJ!』という映画があるんですよ。ロンドンのもてない高校生2人がDJになってモテモテに! というお約束のストーリーですが、かつての日本の『童貞物語』と似たような内容。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』じゃないですが、古今東西、男の子の悩みは一緒なのですな。
というわけで、さっそく俺もこの島に行ってみることにしました。
ところが問題が1つ。この島は外国では人気があるのですが、日本では無名なため、ガイドブックが一切ないんですよ。いまはホテルもチケットも全部インターネット予約できるからいいんですが、観光情報が全くわからない。それで英語サイトも含め、けっこうネットで下調べするのに時間がかかりました。
以下、モテるために必死で英語を読解した俺が贈る、イビサの最高スポット紹介です!
こちらイビサ島の玄関口。深夜のエス・コドラル空港
(現地のカタルーニャ語だとibizaではなくeivissaと書きます)
イビサ島にはLCC(ローコストキャリア、Low-Cost Carrier)と呼ばれる格安航空会社が数多く就航しており、上手に使えばロンドンから1万円程度でたどり着けます。ただし、そのほとんどが深夜到着なので、けっこう大変。逆に言えば、ロンドンやらバルセロナやらの若者は、夜出発→朝までクラブで爆烈→昼まで浜辺で休息→そのまま帰宅という宿無し弾丸旅行もフツーにやってるみたいです。
夜の砂浜で寝るのもいい感じ
翌日、まず俺が目指したのは、イビサの旧市街。
実はこの島、世界遺産に登録されてるんですな。
もともとイビサ島は紀元前10世紀にフェニキア人の貿易都市として誕生し、それ以降、ローマ人やらアラブ人やらの占領が続いたおかげで、島中に城跡や砲台跡が残っています。特に大きいのがこの旧市街の大城塞。
旧市街の入口
けっこう長い坂を上り、門をくぐったところに広がるのが旧市街。ここは石灰でできた白い壁の家々が立ち並び、ホントきれいでした。入居者募集中のアパートも多く、ぜひ引っ越したいと思わせます。さすが世界遺産ですな。
散歩してると、あっという間に時間がたってしまう旧市街
ちなみに城の前にはカフェが並び、カップルが仲良くキスしていました。うらやましい! 俺にもこんな相手が現れるでしょうか?
絵になりますな
続いて俺は車を借りて海に行ってみたよ。
またこの海が驚くほどきれい。イビサ島が世界遺産に登録される上で、町並みともう1つ評価されたのが、海の美しさと海洋生物の多様性なんですよ。今回、俺はダイビングはしませんでしたが、海は冗談抜きで透明なブルー!
島にはいろんなビーチがあって、それぞれ個性あふれる雰囲気なんですが、交通の便が悪いため、レンタカーを借りないと行けないところがちょっと難点。というか、デートにはむしろぴったりということ?
ビーチにはチリンギートと呼ばれる海の家があり、そこでパエリアを食べるのが通
でだ。イビサ島はどこも最高のデートスポットばかりなんですが、その中でもっともすばらしいのがここです!
(左)女の子3人組がおしゃべりしてる横をひたすら山登り。左上の城塞が目的地
(右)わかりづらいルートを歩き、城塞に到着。さらに上から眺めるとこんな感じ
城塞の前に広がる巨大岩。そこに沈む夕日! 美しい!美しすぎる! 確かにこんな夕日を見れば、女の子は夕日と同時に落ちるに違いないですよ。
余談ながら、この岩は日本語で夫婦岩とか言うそうですよ。そりゃうらやましい。
さらに余談ながら、この近くの洞穴に何年も住んでる仙人がいるそうですよ。俺は会えませんでしたが、その仙人もやっぱりうらやましい。
城塞から見た夫婦岩。周囲は本当の断崖絶壁
さて、日が落ちるとともに、あたりは真っ暗。慌てて車に戻り、ついに今回の目的地であるクラブへ行ってみた!
俺はまじめなサラリーマンなので、日本でもクラブなんて行ったことありません。というか、ディスコとクラブの違いもよく知りません。
そんな俺でも、この街のクラブは受け入れてくれるでしょうか? マカオでカジノに入ろうとしたところ、拒絶されて入れなかった俺ですが、優しいイビサは大丈夫でした!
俺が行ったのはイビサで人気No.1と言われる「アムネシア」。いや〜この盛り上がり、すごいのなんの。みんな元気だなぁ!
すっげー振動! 胸に響き渡りますよ!
で、近くに踊り子さんがいたのでナンパ?してみました。
「どっから来たの?」
「ロシア」
「へぇロシアか。えーとえーと」
考えてる間に撃沈。
踊り子さんはロシア娘
アムネシアはすごい場所でしたが、しかしながら慣れない場所だけに、俺は途中で引きあげることに。もっと遊んでいれば、深夜には上から致死量なみに泡が降ってくるものすごい「泡パーティ」が始まるそうですよ。
ところで、疲れ果ててホテルで深い眠りについてしまったため、どうやらこの島でも俺はモテモテになれずじまい。
帰国の時間はどんどん近づいてきますが、ここですばらしい情報が!
なんと、イビサの隣のフォルメンテーラ島には、ヌーディスト・ビーチがあるそうです!
これは行くしかないでしょう?
というわけでこちらがヌーディスト・ビーチ。しかし、若い女の子のトップレス姿は直視できず、目に入ってきたのはおばさんばかり? 昔、ユーゴスラビアのドブロブニクでもヌーディストビーチに行ったことがありますが、どちらもすばらしい場所ですな。
ヌーディストビーチ。右下の女の子たちはトップレス
ちょっと興奮して港に戻った俺ですが、途中車から見えたのがこんな風景。あぁ、やっぱりいつかこの島にカップルで来たいです!
こういうデザインが自然にあるところがすごいですね
制作:2009年1月11日
<おまけ>
イビサ島のお土産と言えばなぜかヤモリなんですよ。正確にはイビサカナヘビという爬虫類で、絶滅危惧種としてワシントン条約にも登録されています。なんかアジアみたいだね。
おみやげのヤモリ