日本初の個人投資家が教える「起業の教科書」
はじめに
第1章 なぜアメリカでは起業が盛んなのか?
第1節 シリコンバレーで起業家に遭遇
第2節 半導体産業にあふれるベンチャー企業
第3節 シリコンバレーの起業家精神
第4節 ストックオプションの仕組み
第5節 アメリカ流の業績査定
第6節 大企業の幹部職を捨て、転職を決意
第7節 1株1円で手にした劣後株
第8節 転職の成果は8億円
第2章 日本初のエンジェルになるまで
第1節 お金だけが資本ではない
第2節 8億円の赤字を帳消しに
第3節 日米貿易摩擦が追い風となる
第4節 シリコンバレーのエンジェルと知り合う
第5節 エンジェル団体旗揚げ
第6節 エンジェルには経験と根気が必要
第7節 なかなか出口の見えないエンジェル稼業
第8節 成功と失敗の分かれ目
第9節 失敗しないための準備とは?
第10節 エンジェルがいないとどうなるか?
第3章 日米での成功事例
第1節 私が見た日本の起業の成功例
第2節 マイクロソフトとインテル
第3節 「起業は当たり前」という友人たち
第4節 成功の要因は製品だけではない
第5節 時代の流れを敏感につかめ
第4章 大切な資本政策
第1節 資本政策とは何か?
第2節 資金調達・投資の場合
第3節 資金調達・融資の場合
第4節 創業してから資金を集めるな
第5節 創業期を脱したら
第5章 すべてはキャッシュフロー
第1節 キャッシュフロー表は絶対
第2節 キャッシュフロー表を作ってみよう
第3節 資本政策を作ってみよう
第4節 悪いニュースも開示する
第5節 求められる内部統制
第6節 エグジットとは何か?
第6章 エンジェルの世界
第1節 エンジェルに見込まれよう
第2節 エンジェルの役割とは
第3節 エンジェルが期待するもの
第4節 アメリカのエンジェル
第5節 日本のエンジェル
第6節 進化したエンジェル税制
第7章 成功するビジネスモデルの作り方
第1節 ビジネスモデルとは何か?
第2節 桃太郎伝説はビジネスモデルの原型
第3節 なぜビジネスモデルが必要か?
第4節 成功したビジネスモデル例
第5節 起業家の資質
第6節 ビジネスモデルの構築
第7節 ビジネスモデル構築の着眼点
第8節 ビジネスモデル構築の留意点
第9節 ビジネスモデル構築のチェック
第10節 ビジネスモデル構築上の問題点(1)
第11節 ビジネスモデル構築上の問題点(2)
第8章 なぜその起業は失敗したのか?〈安易な起業〉編
第1節 無謀な挑戦が死を招く
失敗例(1)目先の売上げを狙って未知の業務に参入
失敗例(2)事業計画の見直しをせず業容拡大
失敗例(3)顧客ニーズとユーザーを未調査
失敗例(4)特許がすべてと勘違い
第2節 甘い事前準備は後悔のもと
失敗例(5)公的資金を獲得するための事前調査が不備
失敗例(6)助成金の調査が不十分
失敗例(7)資材の手当がままならない
失敗例(8)見当違いの広告戦略
失敗例(9)技術マニアでビジネス化の意思が薄弱
第9章 その起業はなぜ失敗したのか?〈マンパワー不足〉編
第1節 頭で売れても、体では売れない
失敗例(10)せっかくのエレベーターモデルを理解せず
第2節 人が採れない、育たない、使えない
失敗例(11)社長しか商品の販売知識がない
失敗例(12)新卒を育てられず、次々に退職
失敗例(13)ワンマン社長に愛想を尽かされる
第3節 顧客の偏りが失敗につながる
失敗例(14)取引先の方針変更で取引が大幅減
失敗例(15)社長のフォローがなくなって取引減少
第4節 株主は決して無視してはいけない
失敗例(16)重要事項を株主抜きで勝手に決定
失敗例(17)会社の財務状況がわからない社長
第5節 黒字の落とし穴
失敗例(18)必要投資、必要経費のカットで利益創出
第6節 アウトソーシングの難しさ
第7節 安易な公開を防ぐチェックポイント
第8節 市場は予測どおりには立ち上がらない
失敗例(19)ベンチャーキャピタルから見殺し
失敗例(20)資源分散で価格競争に敗れる
第10章 失敗の原因を検証する
第1節 市場にはタイミングがある
失敗例(21)無名企業ならではの時間浪費
第2節 楽観すぎたシナリオに後悔
第3節 馬には乗ってみよ、人には添ってみよ
第4節 職業倫理観がなければうまくいかない
第5節 リーダーに求められる資質とは
第11章 創業リスクのあれこれ
第1節 リスクはすべて開示せよ
第2節 リスクが見えないのはなぜか?
第3節 それでも回避できないリスク
第4節 最後まで付きまとうリスク
第5節 創業からの「4つのリスク線」
第12章 起業家に求められるガバナンス
第1節 エンロン事件を他山の石とする
第2節 創業期のガバナンス
第3節 発展期のガバナンス
第4節 拡大期のガバナンス
第5節 社長といえども内部告発の対象
第13章 成功への最終ステップ
第1節 成功のために何をすべきか
第2節 最も大切なマーケティング
第3節 最も重視すべきはお客様
第4節 成功するための次のステップ
第5節 多額の資金調達の条件
第6節 資金の使い道に注意し、出口を探す
第7節 組織の永続を心得よ
第8節 死の谷の旅
あとがき