ミュンヘンで空を飛ぶ

 仕掛け絵本などで有名なルーター・メッゲンドルファーが、
1889年、ドイツのミュンヘンで創刊した風刺雑誌が『Meggendorfer-Blätter』です。訳すと「メッゲンドルファー新聞」。要は、自分の名前を冠した雑誌というわけです(1928年廃刊)。

 メッゲンドルファーは、ミュンヘンで刊行されていた『Münchener Bilderbogen』(1848年〜1898年、直訳すると「ミュンヘンの写真の弓」)で仕事をして腕を磨きました。

 この『Münchener Bilderboge1118号(1895年)に載った画像が、おそらくドイツでもっとも有名な未来画像。残念ながら、公的機関でデジタル化されていないようですが、パブリックドメインなので、ポスター販売サイトから転載しておきます。

meggendorfer1
飛行講習会(1895年)


 ドイツの未来画像はここから始まりました。そして、独立したメッゲンドルファーが描いた飛行機の画像は以下の通り。こちらは、ハイデルベルク大学図書館で電子化されているので、そこから転載しておきます。

meggendorfer2
空を移動(1903671号)

meggendorfer3
空で洗濯(1909982号)

meggendorfer4
空は危険(1909991号)