インド・アシュラム・ツアー
サイババに会いに行く
ここはインド。朝起きるといつだってお腹がシクシクと痛いインドです。
この日、俺はやっぱりお腹が痛み、やむなく近所の病院へ行くことに。もちろん言葉なんぞ分からないので、人力車のあんちゃんに、
「ホスピタール! ホスピタルッ!」
と叫び続けると、連れて行かれたところはサイババ病院でした。
WELCOMEと言いつつ、入場拒否
すげー、これなら病気なんてあっという間に治りそう。だけど、元気な人は即座に病気になりそう。
「なか入っていい?」
「ダメだ!」
「いいじゃん、お腹痛いんだよ」
「ダメだ、ダメだ!」
というわけで、残念ながら入院は出来ませんでした。やむなく入口のウサギさんにご挨拶だけして敗退。サイババもウサギ好きとは驚いた。
病院入口のゴミ箱
それにしても、やっぱサイババの信者にならないと入れてくれないのかなぁ? ならば、しょうがない。今度はサイババのアシュラム(道場)へ行ってみたよ。タクシーでガタゴト揺られることさらに30分。今日から俺もサイババ様とお呼びします。
ムラサキの神様登場!
おー、ここかぁ。さっそく中へ入ってみると、謎の神様が! 渋すぎるぜムラサキ! その横には寄宿舎があったので、さっそくチェック。おー、ライオンさんがゾウさんがツラそうです。
寄宿舎を支えるライオン
そのまま奥へ行ってみると、男子トイレ発見! ここはサイババ様の愛する男子専門の寄宿舎なので、トイレも男子用だけ。けっこう汚い気もするけど、ま、サイババ様がここを利用するわけでもなし。
世界初公開! これがアシュラムのトイレ
さて、せっかくなので寄宿舎に入れてもらおうと玄関に行くと、ここでもやっぱり「ダメだ!」と追い出されてしまいました。
「入れてよー、わざわざ俺、日本からサイババ様に会いに(愛に)来たんだから」
「サイババ様はここにはいないから」
うそ! ここにいないの? 信じらんない! 大ショックだなぁ。なんでもここからさらに3時間ほど行かないと会えないらしい。ここまで来てそりゃないよ。
「それなら中入れてくれよ。俺サイババ様の信者なんだから」
「ダメダメ!」
と、どうしても拒否。俺そんなに怪しいのかなぁ。残念無念。
そこでまぁ、それでも粘ると、
「そんならそこが礼拝堂だから」
と言うので、仕方なく隣の礼拝堂へ。
なるほどー、ここでみんなお祈りするのかぁ。
“LOVE ALL SERVE ALL” “HELP EVER HURT NEVER”
って、いかすサイババ天国!
祈りの場所。土足厳禁!
礼拝を終えて、やむなくあたりをうろつくと、おーっ! サイババショップ発見。サイババカップやらサイババガイドが売っているけど、店は閉まってる。
しょうがないので、門番のオヤジに、
「サイババカップ売ってくれよ」
と言うと、
「おまえどこから入った? なかは撮影禁止だ!」
と怒鳴られて追い出されてしまいました。そんな怒ることないのに。なんだか信者への道は遠いなぁ。ガックシ……。
ところが! 追い出されてみてみれば、目の前にはサイババグッズがあふれんばかりに売ってるじゃありませんか。やったね! さっそくジャパンマネーで買い占めてみたよ! では、今日から日本最大のサイババコレクターとなった俺の、秘蔵の品を大公開でーす。
グリーティングカードからミニカレンダーまで
シールからペンダント、指輪まで小物たっぷり
一番すごいのがこれ! サイババ人形です。高さ50センチ。居間に飾ろうと買ったはいいけど、帰国した時には残骸になってました。すげー高かったのに信じらんない!
今は亡き人形
しかしなー、サイババの本拠地には行ってみたかったなー。まぁ、さらに3時間はあまりに遠いのでやむを得ないが。悔しいので、地元の旅行代理店でゲットしてきたサイババパンフを転載だ。
おそるべしサイババ本堂
以上、行った気になるサイババツアー、これにて終了でーす!
制作:2003年9月15日
ところで、サイババって誰? 手から白い灰を出したり純金を出したりする聖者だそうですが……だれか教えて!!