富士総合火力演習
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富士山の自衛隊大演習で
防衛庁長官に会えるかな?
60両以上の戦車・装甲車が参加した富士総合火力演習
2004年7月に発表された「防衛白書」は、
自衛隊発足50周年
ということもあって、かなり気合いが入っていました。いちばんすごいのは女性自衛官の制服の歴史で、マニアにはきっと堪えられない?わけですが、それはまぁおいといて。
で、「防衛白書」の冒頭、石破茂防衛庁長官は、こう述べています。
《自衛隊に対する評価は近年、国内外において飛躍的に高まっている。ある世論調査によれば、自衛隊に対する国民の好感度は、20年前の2倍の70%弱にまで達し、私の長官室を訪れる各国元首や国防大臣たちも、極めて高い讃辞を寄せてくれている……しかしながら我々は決してこれに満足すべきではない》
だから
《法制・装備・組織・運用、あらゆる面から抜本的な改革が求められて》
いて、
《キャッチフレーズ的に言えば、「存在する自衛隊から機能する自衛隊へ」ということになる》
と。
いいじゃないですか「機能する自衛隊」。そこで、本サイトも、「機能する自衛隊」を見に行き、石破長官に「極めて高い讃辞」を寄せに行くことにしたよ!
2004年8月28日、富士山のふもとで「総合火力演習」が行われました。これは毎年やってる国内最大規模のイベントで、参加自衛官は2000人。観客はなんと2万人以上。演習が始まるのは午前10時過ぎなのに、みんな早朝7時から場所取りするという、超やる気満々状態。
で、オレが8時半に会場に着いた時には、眺めのいいスタンド席はとっくに満員、シート席は半分以上埋まっており、VIP席にはるか遠い場所しかゲットできませんでした。というか、ここじゃ、演習もよく見えない感じ。失敗したかなぁ?
しかし、これまで幾多の関門をくぐり抜け、スクープを取ってきたオレなので(笑)、午前10時過ぎ、会場に着いた石破長官の撮影に成功!
演習の準備完了を長官に報告、という場面です
さて、演習が始まると戦車がガンガン走って、砲弾がバンバン飛び交う状況です。他の人のサイトを見ると「空気が振動してビックリ」なんて書いてありますが、本当にその通りだった。すごすぎ。この音は、
富士山頂
でも聞こえるほどです。
ヘリから降下する自衛隊員と砲撃の瞬間
戦車の砲撃のすごさは言葉ではなかなか説明できないので、1つ写真をどうぞ。戦車が砲弾を撃った直後、その火力で強烈なカゲロウが発生し、向こう側が揺らめいているのが分かると思います。オレ的にはこの砲撃に鳥がビックリしてウロウロしてるのがいちばん面白かったですが。
強烈な「空気の揺らぎ」
さて、言うまでもなく石破長官には近づくことさえできず残念至極なオレなので、悔しいので、演習終了後、長官が座っていたシートを見に行ってみました。VIP席とはいえ、けっこうしょぼいですな。ちなみに隣は陸幕長と富士学校長でした。
意外にしょぼい長官席と、そこから見た演習場全景
(本来なら正面に富士山が見えるはず)
というわけで、残念ながら長官には会えませんでしたが、興奮&大満足の1日となりました。
参考までにこの日使用した弾薬は35トン、経費は約3億2000万円でした。
制作:2004年8月29日
左右に体を振って「さよなら」する戦車君
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