『Judge』あふれ出す移民

 アメリカの週刊誌『
Judge』は、ライバル誌『Puck』から離脱したスタッフたちが、188110月に創刊した風刺雑誌です。1890年代初頭には、発行部数5万部を超える人気雑誌に成長します。

 名編集者ハロルド・ロスが独立し、1925年に『The New Yorker』を創刊したことで、『Judge』は低迷期を迎えます。そして、1932年に月刊となり、1947年に廃刊となりました。

 以下、『Judge』より移民問題の画像です。出典はグーグルブックス。

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移民が自由の女神を侵食する(1890322日号)

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移民が自由の女神を侵食する(1890412日号)


「アメリカ=自由の女神」を移民が支配するという構図は定番です。2番目の画像の右側が欠けているのは、グーグルブックスのスキャンミスです。

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移民排斥(189053日号)
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日本化したアメリカ(1894526日号)