平壌観光
驚異の画像ワールドへようこそ!
北朝鮮へ行こう!
市中心部
(道路は巨大だが人は少ない。中央の看板は存命中だった金日成)
1995年春、僕は北朝鮮に観光旅行に出かけました。当時から食糧危機が叫ばれていて、現地での食事もすげ〜マズイと思った覚えがあります。外国人に出す食事がこれじゃ、地元民はいったい何食ってんだろう、と。
もっとも露店では巨大アワビを鉄板で焼いてくれたし、北朝鮮が誇る冷麺の味は、今でも世界最高だと思ってますけどね。なんにしろ、不思議な国でやんす。
当時、市民は全員、胸に金日成バッジをつけていて、僕はどうしてもそれが欲しかったわけです。そこで、出会う市民全員にドル紙幣をみせて「それ売ってくれ」と頼みこみました。もちろん誰も売ってくれないし、通訳はやめろと怒るんだけど、しつこくしつこく繰り返したところ、ある晩、ホテルに労働党幹部がやってきて「ちょっと来い」と。
「やべ〜殺されるかも」と一瞬は思ったけれど、まさかね。
で、僕だけホテルの別室に呼ばれ、「あなたを労働党の同志と認めます」と言ってバッジをくれたんです。そのバッジ贈呈式をもって、晴れて僕は労働党の一員になったわけだ(笑)。「これは他の人には秘密だよ」とか言ってましたけど、もう8年もたってるから関係ないや。
金正日の洋服章
とにかく僕はバッジをゲットできて、幸せ気分いっぱいだったんですよ。でも、その後、北朝鮮と中国の国境地帯でいくらでも売られてるのを見て、ちょっとガッカリ。
というわけで、平壌の写真を公開!
(左)凱旋門 写真下中央が僕。いかに大きいかが分かるでしょ? 朝鮮共産党結党(1925)から朝鮮解放(1945)までを象徴
(右)柳京ホテル 世界最大の廃墟。廃墟の証拠は
こちら
(左)地下鉄
(右)大同江(奥の競技場で
マスゲーム
開催)
で、これが通学風景。全員が歌を歌いながら学校まで行進(ちなみに大人は、毎朝、ラジオ体操)。
最近は誰でも簡単にツアーで北朝鮮に行けるので、現地写真も珍しい物ではないですね。実は僕は大量の北朝鮮プロパガンダ資料を入手してきたんですが、今回はそういった“公式”のものではなく、現地の子供たちが実際に読んでいる絵本を紹介しましょう(残念ながらハングルは読めないので絵だけ公開)。
こんな大金願望の絵もあるなんて、けっこう笑えますね。
こういった生活に密着した物は、北朝鮮国内ではなかなか入手できないものなんですが、バッジ同様、国境地帯まで行って探せばゲットできるんですね。生資料だけに貴重よ。
<関連リンク>
●
板門店
に行く
●
マスゲーム
を見る
●
プロパガンダの看板
ほか
●
中国国境から北朝鮮
を覗く
●
白頭山
更新:2003年5月4日
広告