防衛省秘蔵「戦争画」
防衛省8階(海上自衛隊)
2015年5月、海上自衛隊が、防衛省で「海軍からの伝統の継承」という非公式の絵画展示をおこなっていたので、画像を公開しておきます。「海軍終焉 70年、日露戦争終結110年」を記念したもので、地下倉庫から掘り出してきた絵画を、訪問者向けに展示したものです。
なお、撮影許可はその場でもらっています。
「日本海海戦」古島松之助
明治38年5月27日、日本海海戦における連合艦隊とバルチック艦隊の砲戦開始直後
「上海閘北の激戦」和田三造
昭和7年2月、上海閘北で健闘した海軍陸戦隊。中国宝興路付近を進軍中の光景
「日清戦争豊島沖海戦」栗原忠二
明治27年7月25日、日本艦隊が朝鮮の西岸を警戒中、豊島沖合にて
イギリス国旗を掲げた不審商船「高陞号」を撃沈。その漂流者の救助光景
「主力艦」作者不詳
昭和12年の海軍記念日用ポスターの原画。近代化改造を施した長門型戦艦
「怒濤航行中の戦艦」作者不詳
暴風雨で荒れ狂う洋上で訓練する艦艇
「重慶爆撃行」松見吉彦
昭和17年2月、出撃する日本海軍九六式陸上攻撃機
「観艦式 明治38年」東城鉦太郎
日露戦争終結後の明治38年10月23日、横浜沖で観艦式が挙行され、明治天皇が御召艦「浅間」に乗船して御観閲されました。
なお、聖徳記念絵画館には、東城鉦太郎が描いたこのときの別カット(下の画像)が奉納されています。
下図の登場人物を説明しておくと、左から、海軍軍令部長・伊東祐亨(いとうすけゆき)、皇太子殿下、海軍大臣・山本権兵衛、明治天皇、連合艦隊司令長官・東郷平八郎。
「凱旋観艦式」東城鉦太郎(聖徳記念絵画館)
軍艦旗掲揚 広瀬尋常
午前8時、戦艦の後甲板に乗員が整列して、軍艦旗掲揚