●お出まし
●……へおいでになる
「お出かけ」も使う。「お成り」は使わない。放送では「お出ましになる」「……へおいでになる」でよい場合が多いが、「行幸」(天皇のお出ましに限る)、「行啓」(皇后、太皇太后、皇太后、皇太子のお出ましに限る)、「行幸啓」等のように名詞として使う場合もある
●御(ご)旅行
行幸先が2カ所以上にわたるものを「巡幸」という場合もあるが、放送では、すべて「御旅行」とする
●御(ご)出門
「お出まし」もよい。「御発輦(ごはつれん)は使わない
●お帰り
●……へお帰りになる
「御帰還(ごきかん)」「還御(かんぎょ)」は使わない。放送では「お帰りになる」でよい場合が多いが、「還幸」 (天皇のお帰りに限る)、「還啓」(皇后、太皇太后、皇太后、皇太子のお帰りに限る)、「還幸啓」等のように名詞として使う場合もある
●御(ご)出発になる
●〔御(おん)〕発
「御(ご)出発になる」でよい。「御(ご)発車」は使わない。
例:「何時何分東京駅〔御〕発」
●お着きになる
●御(ご)到着になる
●〔御(おん)〕着
「お着きになる」「御(ご)到着になる」でよい。「御(ご)着輦」「御(ご)着車」は使わない
●お通りになる
●御(ご)通過になる
●お立ち寄りになる
●お寄りになる
●お歩きになる
●御(ご)徒歩
「おひろい」もよい
●お立ちどまりになる
「足をおとめになる」もよい
●御(ご)臨席
「お出ましになる」もよい。「親臨」「臨御」「台臨」は使わない。
例:「国会開会式に御臨席」
●御(ご)臨場
「おいでになる」もよい。
例:「競技場に御臨場」
●御(ご)列席
皇族方についてだけに使う
●御(ご)視察
●御(ご)覧になる
「天覧」「叡(えい)覧」「台(たい)覧」は使わない
●お休みになる
●御(ご)休憩
●御座所
天皇、皇后、太皇太后、皇太后、皇太子のおられる場所
●お席
「玉座」は使わない
●お泊所(とまりしょ)
●御宿舎(ごしゅくしゃ)
場合により「お宿」「御(ご)旅館」もよい。「行在所(あんざいしょ)」は使わない
●御休所(ごきゅーしょ)
「便殿(びんでん)」は使わない
●御(ご)滞在
「御駐輦(ごちゅーれん)」「御駐輿(ごちゅーよ)「御駐泊(ごちゅーはく)」は使わない
●御料馬(ごりょーば)
「お馬」もよい
●御料車(ごりょーしゃ)
●お召車(めししゃ)
「お車」もよい。「聖駕」「車駕」は使わない
●お召の馬車
●お召〔の〕自動車
●お召列車
「宮廷列車」は使わない
●お召の船
場合により「お召船(めしせん)」でもよい
●お召の飛行機
場合により「お召機(めしき)」でもよい
●お乗りになる
●御(ご)乗車
●御(ご)同乗
●御(ご)同乗になる
「御(ご)一緒に御(ご)乗車」もよい
●お列
●自動車〔の〕お列
●馬車〔の〕お列
「鹵簿(ろぼ)」は使わない
●先駆(せんく)
「前駆(ぜんく)」もよい
●先駆車(しゃ)
「前駆車」もよい
●後駆(こーく)
●後駆車(しゃ)
●御(ご)先導
例:「御先導申し上げる」
●御(ご)説明
●お供
●供奉(ぐぶ)
「お供」もよい。「供奉員(ぐぶいん)」「供奉車(ぐぶしゃ)」などと使う
・供奉長官………行幸啓に関する一切の事務をつかさどる者
・行幸主務官……供奉長官の指揮を受け、その行幸に関する一切の事務を処理する者
・行啓主務官……供奉長官の指揮を受け、その行啓に関する一切の事務を処理する者
●随従
「随従員」などと使う。「扈従(こじゅう)」は使わない。
●警衛 ●護衛
「警護」は使わない
●御(ご)同乗申し上げる
例:「お召自動車に御同乗申し上げる」。「陪乗」は使わない
●お側で拝見する
「陪観」は使わない
●御日程(ごにってい)
●お道筋
●御(ご)順路