お出まし
……へおいでになる
「お出かけ」も使う。「お成り」は使わない。放送では「お出ましになる」「……へおいでになる」でよい場合が多いが、「行幸」(天皇のお出ましに限る)、「行啓」(皇后、太皇太后、皇太后、皇太子のお出ましに限る)、「行幸啓」等のように名詞として使う場合もある

御(ご)旅行
 行幸先が2カ所以上にわたるものを「巡幸」という場合もあるが、放送では、すべて「御旅行」とする
御(ご)出門
「お出まし」もよい。「御発輦(ごはつれん)は使わない

お帰り
……へお帰りになる
「御帰還(ごきかん)」「還御(かんょ)」は使わない。放送では「お帰りになる」でよい場合が多いが、「還幸」 (天皇のお帰りに限る)、「還啓」(皇后、太皇太后、皇太后、皇太子のお帰りに限る)、「還幸啓」等のように名詞として使う場合もある

御(ご)出発になる
〔御(おん)〕発
「御(ご)出発になる」でよい。「御(ご)発車」は使わない。
 例:「何時何分東京駅〔御〕発」

お着きになる
御(ご)到着になる
〔御(おん)〕着
「お着きになる」「御(ご)到着になる」でよい。「御(ご)着輦」「御(ご)着車」は使わない

お通りになる
御(ご)通過になる
お立ち寄りになる
お寄りになる
お歩きになる

御(ご)徒歩
「おひろい」もよい

お立ちどまりになる
「足をおとめになる」もよい

御(ご)臨席
「お出ましになる」もよい。「親臨」「臨御」「台臨」は使わない。
 例:「国会開会式に御臨席」
御(ご)臨場
「おいでになる」もよい。
 例:「競技場に御臨場」

御(ご)列席
 皇族方についてだけに使う

御(ご)視察

御(ご)覧になる
「天覧」「叡(えい)覧」「台(たい)覧」は使わない

お休みになる
御(ご)休憩

御座所
 天皇、皇后、太皇太后、皇太后、皇太子のおられる場所
お席
「玉座」は使わない

お泊所(とまりしょ)
御宿舎(ごしゅくしゃ)
 場合により「お宿」「御(ご)旅館」もよい。「行在所(あんざいしょ)」は使わない

御休所(ごきゅーしょ)
「便殿(びんでん)」は使わない

御(ご)滞在
「御駐輦(ごちゅーれん)」「御駐輿(ごちゅーよ)「御駐泊(ごちゅーはく)」は使わない

御料馬(ごりょーば)
「お馬」もよい
御料車(ごりょーしゃ)
お召車(めししゃ)
「お車」もよい。「聖駕」「車駕」は使わない

お召の馬車
お召〔の〕自動車
お召列車
「宮廷列車」は使わない
お召の船
 場合により「お召船(めしせん)」でもよい
お召の飛行機
 場合により「お召機(めしき)」でもよい

お乗りになる
御(ご)乗車

御(ご)同乗 
御(ご)同乗になる
「御(ご)一緒に御(ご)乗車」もよい

お列 
自動車〔の〕お列 
馬車〔の〕お列
「鹵簿(ろぼ)」は使わない

先駆(せんく)
「前駆(ぜんく)」もよい  
先駆車(しゃ)
「前駆車」もよい 

後駆(こーく)
後駆車(しゃ)

御(ご)先導
 例:「御先導申し上げる」

御(ご)説明

お供
供奉(ぐぶ)
「お供」もよい。「供奉員(ぐぶいん)」「供奉車(ぐぶしゃ)」などと使う

・供奉長官………行幸啓に関する一切の事務をつかさどる者
・行幸主務官……供奉長官の指揮を受け、その行幸に関する一切の事務を処理する者
・行啓主務官……供奉長官の指揮を受け、その行啓に関する一切の事務を処理する者

随従
「随従員」などと使う。「扈従(こじゅう)」は使わない。

警衛 護衛
「警護」は使わない

御(ご)同乗申し上げる
 例:「お召自動車に御同乗申し上げる」。「陪乗」は使わない

お側で拝見する
「陪観」は使わない

御日程(ごにってい)
お道筋
御(ご)順路