そのほかの機器
(56)オプチマ2層式幻灯機
1887年 バーケンソン&レイメンテ(イギリス)
光源はアセチレンガス。スライドはガラスに彩色されたもの。2層になっているのは、映像の移動、急速転換、上下写しわけなどの技法を使うため。
(57)ウィリアムソン映画撮影機
初期の35mm映画撮影機。右が1895年、左が1910年。ともに手動式。
(58)30×40判スタジオカメラ
1900年頃、製造者不明(ドイツ)
超大判30cm×40cmサイズの写真が撮れる巨大なスタジオカメラ。
(59)ハンザ特許引伸機
1933年、近江屋写真用品
戦前の代表的な国産引伸機の1つ。
下は1905年頃のドイツ製横型引伸機。光源は2本のカーボンを電気的にスパークさせるアーク灯。日本では大正時代になってもよく使われていた。
(60)フィルムの数々
(61)戦前の露出計
左から関式サロン露出計、佐和式露出計算尺、不二露出計で、いずれも1935年頃の日本製。
(62)マグネシウム閃光機
オリエンタル製(日本)
ストロボ誕生前は、人工照明は写真電球か閃光機しかなかった。マグネシウムを燃やすので、やけどしやすく危険な代物だった。左は日本初のストロボ「エバトロン・フラッシュAT-3」(1954年、川崎電気)
(63)タクマー1000mm望遠レンズF8
1958年、旭光学
アサヒペンタックスの超望遠レンズ。最短撮影距離30m。重さ7.5kg、長さ1040mm。当初の発売価格16万5000円。
(64)陶器写真、ガラス写真
写真を陶器に転写したもの。画像は銀粒子なので、耐久力は劣る。ガラスに転写したものもある。