タンク機関車とは、機関車自身に石炭と水を搭載しているもの。前後自由に走行できるため、支線や短距離の折返し運転に使われます。
ただし、石炭や水の搭載量が少ないため、長距離、長時間の運転には向きません。
鉄道省において、形式1は明治38年に輸入されたイギリスBagnal製の小型機関車となっています。新橋工場の汽車入れ換えのために使われ、営業線には出ていません。
鉄道省の規定では、形式は機関車の大きさによって命名されるため、小型機関車の本タイプが形式1となりました。いちばん古い機種という意味ではありません。
形式10 (明治22年使用開始)Krauss、Locomotivfabrik製